
代官山、FRAMESにて。
今回も20インタビューは、もう素敵オーラ出まくりのこのお二人!みなさんご存知ヒカル・ブルントランさんと野村賢吾さんの登場です! とーってもあたたかくて、気さくなお二人にとてもとても素敵なお話をうかがいました。
Q.ヨガをはじめたきっかけは?
hikaru:みんな知ってる有名な話かもしれないんだけど(笑)マウンテンバイクを盗られたのがきっかけです。その当時もう、すーっごくマウンテンバイクにハマってて、時間もお金もすごくかけてたし、マウンテンバイクと共にあるような毎日だったの。そんなときに友達の家に遊びに行ってちょっとお家にあがってたほんの10分くらいの間かな、「バターン」ってトラックのドアが閉まる音がして外を見にいったらバイクが消えてなくなってたの。ほんとにねそれまではマウンテンバイク中心の生活をしてたから、もうア然としちゃって。。
でももうどうしようもないし、電車に乗る気にもなれないから、家まで歩いて帰ろうって思って歩いてたの。そしたら、だんだん歩いてるうちに逆にあがってきて、な んだか気持ちよくなってきちゃって、「あー、歩くっていうシンプルなことでも結構楽しめるんだ!」って思ったの。
kengo:立ち直り早いっすね(笑)
hikaru: そう、私も楽天家なほうなので「じゃ、これからはなんにも盗られないものやろう」って思って、歩きながらね。何も使わないものっていったらTai-chi(太極拳)かヨガかなー、なんて漠然と思ってたんだけど、Tai-chiだったらウーロン茶のCMとれるかもってまだそこに欲があったりして(笑)。ネットでヨガとか太極拳とか調べてみたんだけど、これっていうところにヒットしなくて。でもその数日後に知り合いを通じておもしろいヨガの先生がいるよって教えられて行ってみたのがはじまりです。でも、いまになって考えてみるとね、バイク盗られて歩いてるときにいいPranaが入ってきたのかなーって思う。歩くことって呼吸するし、Asanaとおんなじじゃない?だから、あれはPranaの仕業だったのかも。うーん、だからマウンテンバイクの盗っ人は天使か神様かーって感じ。それから、人生が大きく変わっていったからねー。バリバリモデルやってた時代のバブリーな(笑)生活から。
Q.では、ケンゴさんのヨガをはじめたきっかけは?
kengo: 僕は、ずーっとスケボー少年で、かーなーり真剣にスケボーやってた時期があったのね。で、その頃アメリカのサンフランシスコに1年半くらいいて、いちおう学校にも通ってたんだけど、「あー、雨降っちゃったよー、これじゃスケボーできねーじゃん、学校行くかー」みたいな感じ(笑)でスケボー中心の毎日で。その時のルームメイトがアメリカ人だったんだけど、オレが朝起きて歯磨きしてるとき、そいつがリビングでマット広げてヨガやってたんだよね。で「お前もヨガやってみたら?」みたいなことを言われたりもしたんだけど、その当時ヨガのこと全然知らなかったし、こう、、まだ若かったから「ヨガなんてやんねーよ」って尖ってみたりして(笑)。「オレはスケボーしかやんねーぞ!」みたいな、うーん、、純粋だったなー。
そんなときにスケボーで膝を怪我しちゃって、もう歩くのもままならないくらいのけっこう大きい怪我で。治っても完全にはスケボーできないかもってなったときに、かなりヘコんで。。だってアメリカいったのもスケボーやりにいってたわけだし、学 校もヒマつぶしみたくなってから、スケボーができなくなって「オレ何したらいいんだ?」状態。そんなときにルームメイトが「ヨガはリハビリにもいいらしいから、ちょっとづつやってみたらどうだ」っていってくれて、そいつの言うことに耳を傾けてみよっかなーって、はじめたのがきっかけです。
hikaru:あれだね、二人とも「何かを失って、ヨガを与えられた」ってかんじだね。
kengo:あー、確かに。
Q.ではヨガをやっていて好きな瞬間は?
hikaru: いっぱいあるけどねー。。クラスの中では、シャバーサナからみんなを起こして「om」を一緒に唱える時。みんなが同じ空間をシェアしていて、もちろん個人個人みんな別なんだけど、もう他人なんだか、自分なんだか、もう境界線がなくなるような感覚。マイソールのクラスでは、みんな違う練習をしてるんだけど、同じ空間をシェアしてるわけで、自分が練習してるんだか他人が練習してるんだか、自分が自分じゃなくてもいいんじゃないか的な領域に入った時。また、公園とかビーチとか外で練習してるときに、隣の木と一体感を感じたり、右も左も天も地も関係ないっていう感じになっちゃった時ね。。
kengo: 僕は自分の練習ではシャバーサナかな。あとは、クラスにきてる生徒さんがいい感じにどんどんかわっていくのをみること。ヨガやって、体の調子がよくなって、そしたら心も元気になって、表情もいいかんじになってきて、、って、こっちがほんとにエネルギーをもらえるんですよねー。
Q.では、ヨガをはじめてかわったことは?
hikaru: もうー、いーっぱいあるよー(笑)モデル時代のバブリーな部屋からスーツケース2個だけ持って、1年間、まさに「東京Yogaジプシー」な生活を始めたの。現住所はモデル事務所(笑)で友達のお家を点々とさせてもらって。実はその頃ね、仕事はとても順調だったんだけど、プライベートな部分ではいろいろなことが複雑になってしまっていて、あんまりいい時期ではなかったの。で、ヨガを続けていく中でだんだんとその複雑化していたことが、あやとりを解くみたいに見えてきて、自分の気持ちやそれ以外のすべてに対しても正直に行動しようって思ったら、今この場所にいるべきではないかもって。で、スーツケース2個持ってジプシー生活へ。でね、荷物がスーツケース2個からあんまり増えなかったんだよね。当時お部屋にあったおっきいテレビとかパンプスとか全然いらなくなっていて、よりシンプルでpracticalになっていったら自分にとって本当に必要なものとそうでないものが解ってきたんですね。そうしたら、気持ちの面でも軽くなっていって。。それまでね、欲しいものを買っても、仕事でどんなにキャリアを積んでも、常に何かが足りなくて、その足りないものをいっつも探してた。でもね、そのジプシー生活をしているときは、とても満ち足りていたの。キャリアでもなく、物でもなく、ただシンプルな毎日と自分がいまここにいられるっていうこと、それがすべて、って。そういうこと全てにありがとうって。。そういうことをヨガは教えてくれた気がする。。
Q.ケンゴさんは?
kengo: いやぁ、もーオレなんて話すことないよー。ひかるさんと一緒に出れるだけで、もう。だーかーら、オレなんかが何か話してもたぶんみんな寝ちゃうって!(笑)ヒカルさんはねいっつも愛があふれてる人だから、こんな素敵な人と働けて幸せです。
hikaru:そんなん言ってもなんにもでないから(笑)!!
kengo:いや、ほんとに。で、えーっと、ヨガをはじめてかわったことかぁ。。なんだろうな、目に見えてわかることだと。。。 部屋の家具の位置が低くなった(笑)。ヨガはじめてから、地べたに座るの気持ちいいし、地べたに寝るのも気持ちいいじゃんってなったら、低い位置で生活するようになったから、家具がだんだん低くなって、ベッド捨ててふとんになって。。みたいな。基本部屋にあんまり物をおかないようにしてます。あとはね、オレの場合、ヨガに出会ったタイミングっていうのが思春期から大人に変わるくらいの時期だったんです。若いときってどうやって自分を満足させるかっていうことにエネルギーを注いでいくと思うんです、「スケボーやって楽しいからスケボーやる」とか「欲しいものがあるから買う」とか。でもヨガを始めてから、どうやって満足させるかっていうことより、どうやって状況になじんでいくかっていうか、、、例えばオレの怪我の場合、怪我した状況っていうのはかわらないんだけど、怪我したことでジグザグなってしまいそうな気持ちを穏やかな状態に保つことができるようになったっていうか。ま、オレなんて今でもまだまだだけど、やってくうちに少しずつ、「こういう状況でもこうしたらいいんだ」っていうのがわかってきました。
それとね、そのときはそうは思ってなかったんだけど、スケボーやってるときもある意味で瞑想してたんだと思うんです。いろんなこと全部忘れて泥まみれになりながらもうガーって集中してるっていうか。オレは踊りにいったりするのも好きなんだけど、あれもこうリズムをキャッチしながら自分を表現する作業で、それって今っていう瞬間をキャッチするような感覚っていうか。で、ヨガも呼吸ひとつひとつに意識をおいてくっていう、今をつかむって作業なわけで。
hikaru: それっていいねー。そうすると、いつでもヨガできちゃうよね。歩きながらでも、右脚左脚と、脚の動きに集中する。電車の中でも、吸ったり吐いたりの呼吸に集中してみるとかでもね。
kengo:そう、なんかね、たまに会う人とかで、たとえばヨガをやっていなくても「あー、なんかこの人いい感じだなー」って思える人って、きっとヨガ以外の方法で瞑想状態っていうか、今を感じることができる人なんじゃないかなーって思います。
hikaru:マットの上でのポーズだけがヨガじゃなくって、音楽を作り出したり、演奏したり、お皿を洗っている時だって、その人の全意識を一つのことに集中する作業は立派なヨガかもしれないものね。
ひかるさんブログ→http://blog.drecom.jp/savannaco










